山際千津枝のバリアフリー料理
山際千津枝の世界

15回〜甘みを楽しんで〜

バナナヨーグルトのムース
バナナヨーグルトのムース  人間が最初に覚える味は母乳の中の乳糖の甘さ、それとも、もっと遡って羊水の中の塩味。う〜ん。 まあそんなに難しく考えなくても子どもの頃に一番好きだったのはやはり甘いものでした。 私もそんなに若くは無いので、小さな頃の甘いものといったら、母が針金で出来た蓋のついたザルのようなもので炒ってくれたアラレにほんの一つまみかけてくれたお砂糖や、五円を握りしめて見に行った紙芝居の水飴くらいのものなのですけれど。 小さな頃は甘いものなら何でも美味しいと思っていたのですが不思議です。 最近はケーキを食べた後に「これあまり甘くなくて美味しいー」と言ってしまうのです。 皆さんも最近「甘く無くて美味しい」とう言葉くり返し使っていませんか。 「甘く無い方が良いのなら甘いものなんか食べなければ良いのに」なんて意地悪は言いません。 本当は甘いものが大好きなのに太りたく無い糖尿病等の成人病にになりたく無いと思う気持ちが矛盾した言い方させるのですものね。 甘いものは直ぐに吸収されて、食べたと言う満足感や気持ちの安らぎを与えてくれます。 甘みの素である砂糖を調理の方から見てみると、酢の酸味を和らげ、お団子などにはデンプンの老化を遅らせて固くなるのを防いでくれます。 卵白は砂糖無しではフワフワに泡立ったメレンゲる事は難しくなります。 鰻の蒲焼きも甘みなしでは焦げ目のついた香ばしい美味しさは望めません。 こう書いているとお砂糖に感謝したくなりますね。どのようなものにも長所と短所が有ります。 見極めて上手に付き合いたいものです。

 今回のバナナヨーグルトムースは甘さを楽しみながら、バナナの中の繊維やヨーグルトのカルシュウムも期待できるように考えました。 ゼラチンを強くせずにふんわりと飲み込みやすい分量です。 いつもの事ですが看護の方にも充分に楽しんでいただけるデザートです。 お客さまにはチョコレートシロップをトッピングしても、お洒落ではないかしら。
材 料
ヨーグルト300cc
バナナ2本
レモン汁小さじ1
卵白1個分
砂糖40g
ゼラチン1袋(5g)
大さじ2
材料

作り方

【1】ヨーグルトは小さなザルにキッチンペーパ敷いたものに入れ冷蔵庫に一時間ぐらい入れて水分を除いておきます。 (出た水分は飲んで下さい)ゼラチンは分量の水でふやかしておきます。
【2】ボウルに皮をむいたバナナを入れ、レモン汁をかけながらフォークの背でつぶします。 1のヨーグルトを少しずつ混ぜ、湯煎にかけて溶かしたゼラチンを加えて良く混ぜます。
【3】別のボウルに卵白を泡立て6分立て位になったところで、砂糖を加え固いメレンゲを作り【2】に混ぜ込み型に流します。
【4】固まったら大きめのスプーンでお皿に形よく盛って下さい。
画:松原 香津美


次回は「かぼちゃのポタージュ」です。  

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